バースデーケーキは、そのぎ抹茶シフォン、あんと生クリーム添え、です。 |
大好きなお友達一家と祝う、11歳。 |
恒例の、その年のティアラ。今年は、小ぶりな上品なものを提案したら、喜んで冠ってくれました。 |
今年のお誕生日プレゼントは、ハンディマイクロスコープ。わたしからは、ナノカのために描いた絵を額に入れて。パパからは本を。そして、友人達からの心のこもったプレゼントを手にして、幸せいっぱいの時間。 |
週末、ナノさんの親友一家が、誕生日のお祝いに来てくれた。
ちょうど1年前にも同じように集まってくれたので、その時から1年経ったのだなあ、と感慨深い。
1年前のパーティのときは、青白く痩せて、親しい人以外に会うのはまだまだ億劫そうだった。それが今、前以上に元気で、幸せにあふれた姿を見ていると、この姿を守れたことだけで十分だなあ、と思える。
今日の朝、サバイバルの話になった。オオカミがどうやって生き延びていくのか、という話をしていて、「サバイバル能力」て、置かれた社会によって違うなあ、と思ったからだ。
ナノカに聞くと、彼女にとってのサバイバル能力は、「人と、うまく付き合っていく能力」だと答えた。なるほど。今、彼女がどういう社会に生きて、今までに、何を経験してきたかを考えさせられた。
サバイバルキャンプだとかに使われている言葉だから、サバイバルって、野外で生き残る荒々しい力のことをイメージするけれど、人が生き残っていくための能力は、違うのかな、と思う。現代なら、現代の、そして、これからは、これからの。いる国、タイミング、情勢で生き延びる力の意味が変わってしまう。人間の宿命。
この1年で、本当に、大きく成長したナノさん。
強くて、やさしい。思慮深くて、ポジティブ。わたしにないものを、いっぱい持っている。
その姿を見てると、親は立派じゃなくても、子は育つんだなあ、と思う。できなかったことだらけの母だったけれど、少なくても、わたし達からの愛は伝わったのだろう。自分の存在に自信を持っているのは、わかる。これなら、あとは時代に合わせて、サバイバルしていってくれそうな気がする。
お誕生日、おめでとう。1年間、いっぱい、楽しいことをしていこう!